【009】会計事務所の実態 ~職員編~


1.職員男女比率

この点は、事務所によって異なる。

つまり、ボス先生の考え方、価値観等が強く表れる部分だと思う。

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例えば、記帳代行メインで、単純作業が多い事務所においては、パートさんが中心であり、そうなると、当然、女性職員さんが多い傾向がある。

一方、従来の記帳代行メインではなく、何らかの付加価値業務を売りにしているような事務所においては、男性職員の比率が高いような気がする。

やはり、そのような業務は、男性の方が向いているし、逆に、記帳代行等の単純作業ではあるが、正確性を求められる業務は、女性の方が向いているからということもあると思う。

そのため、一概には言えないが、会計事務所への転職を検討している会計士の方は、HP等で、スタッフ一覧等があれば、男女比率を見てみるのもいいのかもしれない。

そして、自分のやりたい業務をやらせてもらえそうな事務所を選ぶことが重要ではないだろうか。

 

2.待遇

この点も、事務所次第かと思うが、一般的に、待遇は、監査法人に比べると、随分、劣る。

例えば、給与は、大半の場合、ダウンするだろう。

また、これは事務所次第かもしれないが、有給休暇も、形式的というか、体調不良等のためのみといった場合が多く、監査法人のように、ちょっと時間があるから自由に取得、というような自由さがある事務所は、多くないと思う。

特に、業歴が長い事務所においては、その傾向が強い。

また、これは、会計事務所業界に限らず、日本企業全体の風潮でもあるが、有給休暇を取得して休んでいる人の上からの評価は高くない傾向があると思う。

なかいも、転職時には、有給については、監査法人時代に、事務勤の時は、割と自由に取得していたので、そのように自由に取得できないことは、結構、窮屈さを感じたは事実である。

場合によっては、仕事が振られ過ぎて、有給取得どころではない事務所もあると思うが。

ただ、一方で、勤務する者としては、業界全体の待遇が良くないことは、好ましくないが、逆に、独立してボスになった場合には、経営者としては、ありがたいことではないだろうか。

つまり、やはり、リスクを負って独立する以上、沢山稼ぎたいのが人間の当然の性であって、コストが抑制できるビジネス構造は最高じゃないですか。

 

3.有資格者の転職

これは、会計事務所へ転職する会計士には、是非、しっておいて頂きたい。

それは、転職先のボス先生は、期待してくれるのだが、職員の中には、嫌がらせ等をしてくるうざい人がいるということである。

これは、なかいも受けたし、なかいが知る会計事務所に転職した会計士も、その事務所で、嫌がらせを受けたと言っていた。

例えば、会計事務所の仕事については、やったことがなければ、最初はできないのは当然であるが、職員からしみると、資格をもっているのに、なぜできないんだ、ということを思うひともいて、その点が気に入らずに、嫌がらせをしてくる人もいる。

ただ、そうはいっても、会計士試験を合格している会計士だから、1回経験してしまえば、それ以後は普通にできる簡単な仕事なのだが。

また、待遇でいったように、特に、無資格者の職員の給与は、よくないケースが多く、転職してきた有資格者の給与がなんとなく自分たちよりもいいことが気に入らない人もいて、それが原因で、嫌がらせをしてくる人もいる。

さらに、これは、男性の無資格者の職員の場合で、自分が税理士資格を目指しいたが、結局、取得できなかったのに、自分よりも若くて、税理士ではなく会計士の資格をもっていて、入ってきたばかりで、自分よりも仕事ができないのに、ボス先生から可愛がられている姿が腹立たしくて、嫌がらせをしてくる人もいる。

このように、人の嫉みというものは、恐ろしいもので、慣れればどうしたことでもないが、最初の間は、戸惑うような嫌がらせを受けるケースもあるので、ご留意頂きたい。

 

4.ボス先生が会計士か、ただの税理士か

これは、結構、大きいと思う。

結論からいうと、会計士が会計事務所に転職するのであれば、ボス先生は、ただの税理士ではなく、会計士の資格を持つ事務所の方がいいということである。

その理由は、やっぱり、ボス先生が、会計士の場合は、自分が、監査から税務へチェンジしたときのことを理解しているため、転職してくる会計士にも一定の配慮があるケースが多いと思うからである。

また、ボス先生が会計士の場合には、会計士だからとれる仕事も確保していて、昔ながらの会計事務所の仕事だけで、転職してきた会計士のモチベーションを下げないように、他の無資格者ではなかなかできない仕事を振ってくれるケースもあると思うからである。

一方、会計士業界、監査法人の実態を知らないただの税理士は、会計士をどう扱っていいのかよくわからないのではないだろうか。

また、そのためか、そもそも、税理士試験合格者等は、採用しても、会計士は採用していないケースも少なくないように気もする。

 

5.なかいの私見

結局、会計事務所への転職は、強い覚悟がないと、お勧めできない。

つまり、独立するための経験を得ることに価値を見出すという覚悟だと思う。

なかいの場合には、転職時には、ボス先生には、独立のために等とは、当然、全く言わなかったが、それがあったから、一定期間、監査法人よりも待遇ダウンや、ちょっとした嫌がらせ等にも耐えられたが、それがないと、余程、業務内容が面白いか、待遇が良くないと、会計事務所で、多くの無資格者と共に、長期間、勤務することは、なかなか耐えられるものではないし、やはり、会計士という資格を取得したプライドが保てないと思う。

 

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