【011】辞めて思う大手監査法人のいいところ


監査法人を辞めて独立しようか、転職しようかと悩んでいる会計士の気持ちはよくわかる。

なぜなら、なかいも辞める時は、結構悩んだし、最後は、勢いで辞めた部分もあるから。

しかし、辞めて、転職したり、独立したりしてみて思う、気付く、大手監査法人のいいところも沢山ある。

独立、転職もいいと思うが、出た後に後悔しないように、参考にして頂ければと思う。

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1.大手のブランド

在籍している時は、あまり感じることはないが、やはり、出ると、大手のブランドってすごいな、いいな、と思ったし、今でも、思うことがある。

監査法人と一般の人にいっても、あまりピンとこないかもしれないが、会計士で、会計士が数千人在籍していた、人員は、5,000人以上で、お客さんは、上場企業が大半の、大きめの会計事務所、といえば、一般受けもいい。

また、仕事をするうえでも、個人になってしまうと、在籍時には、相手にしてくれた方も、個人の会計士には、仕事としては、なかなか相手にしてもらえないことを考えると、やはり、大手のブランドっていいな、と思うことがある。(ただし、それは、別に、あなただから相談等をしているということではなく、大手の会計士だからであって、その会計士個人だからという風に思ってもらえているケースは、きわめて稀ということで、大半の場合、在籍している会計士は、自分の実力ではなく、法人のブランドで仕事をしているということでもあるが。)

 

2.安定

ちょっと前は、リストラがあったり、今後も、業界の先行きは、明るいとは言い難いかもしれないが、それは、何も、監査業界だけではなく、どの業界も同じだし、税務業界も同じである。

そのため、時に、リストラがあるかもしれない、とか、一時的に、給与が下がるかもしれない、という漠然とした不安はあるかもしれないが、そんな時でも、法人が守ってくれるし、最低限のお給料を払い続けてくれる、安定、という立場は、独立すると、独立して初めて羨ましくなることもあるのである。

安定のありがたさは、安定を捨てた経験があるものにしか、理解できないのかもしれない。

(ただ、安定を捨てても、実力があれば、リターンは、監査法人にいるよりも大きいわけだが。)

でも、雇用関係の法律が改正されると、怖いよね、監査法人は。

でも、合格者が抑制され続けば、今後は、リストラは起きないのかもしれないが。

 

3.福利厚生

監査法人は、その他一流大企業に比べると、福利厚生はないに等しいかもしれない。

しかし、独立するともっとない。

例えば、社会保険料は、監査法人にいると、法人が半分を負担してくれるけど、独立した個人の会計士は、全部自己負担。

これは、結構大きい。

監査法人にいると当たり前のことが、独立すると、非常にありがたいことだったと感じることもあるのだ。

 

4.自由な有給取得

なかいは、会計事務所に転職したし、中小企業のクライアントの実態もしっているし、上場企業の実態もしっているが、監査法人ほど、自由に有給を取得できる組織は、この日本に、他にあるのだろうか。

公務員でも、あんなに自由に有給は取得できないはずだ。

もちろん、事務勤であることが必要であるが、それでも、あれだけ自由に有給が取得できる組織は、他にあまりないだろう。

そして、いかに幸せなことか、客観的に考えることも必要かと。

ただ、独立してしまえば、メリハリをつければ、仕事がない日は、本当に自由でもあるが。

 

5.7時間勤務

大手監査法人の勤務時間は、概ね、7時間勤務が、通常の勤務時間だと思うが、世間一般には、8時間である。

つまり、毎週5時間、毎月20時間は、短い勤務時間で、お給料をもらっていることになるが、それが、いかに楽で、ありがたいことか。

それに関連して、勤務開始が遅く、朝、遅くまで寝ていられることも、楽なことだ。

 

6.気楽さ

監査法人にいると、パートナーになっても、所詮、組織人というか、会社員じゃないですか。

それは、結構、気楽で、ありがたいことである。

逆に、独立すると、クライアントに対する責任感もあるし、従業員を雇えば、その雇用の継続等のことも考えないといけなし、自分が高齢になった時に、クライアントと従業員をどうすのかといった問題にも必ずぶち当たるし、気楽ではないっすよ。

確かに、今後、年金がもらえるかどうかもよくわからないし、年金受給開始は、確実に70歳を超えてくるだろうし、50代後半以降のことを考えると、監査法人にいることの不安もあるかもしれないが、独立は独立で、そのような迷い、悩みがあることと考えると、一定の時期に、ぱすっと、辞めて、後輩に引き継げる組織というものは、いいものだと思う。

 

 

ただ、独立のいいところも沢山あるから、それは、また別の機会に。

 

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